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植毛紙の技術はすごいよ!
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プラモデルカメラをチョッと小粋にチャンと作る裏技をまとめておきましょう。プラモデルカメラはもともとよくできたプラモデルキットのカメラなので、そのまま作ってもそれなりに写真が撮れるカメラちゃんなのですが、少し工夫をすると結構信頼できるカメラ様に成り上がってくれます。その工夫というのが、植毛紙貼りとスカシャッター対策です。自動車のマフラーカッターを利用して、2インチドローチューブの制作もやってみました。外径54mmのMサイズのクロームメッキ製パイプをホームセンターで購入したら、止めビスがついている部分をカットしてもらいます。家に帰ってから切り口の直角を出して植毛紙を貼ります。
YK鏡筒内面のアルミ表面総てには、フロック加工による直接植毛を行っています。これにより、コントラストの向上を確保することができます。本加工では植毛として長さ1mmものナイロンパイルを使用したことで、従来普及している植毛紙をはるかに上回る乱反射防止(散光吸収性)効果を実現出来ました。しかし、植毛紙では、台紙そのものが湿気をよぶことで悪影響を及ぼしたり、剥ぐ時に接着剤が表面に付着、内面を汚してしまったりする等の難点がありました。
対物セルの内部にも植毛紙を貼ります。さらに植毛紙がはれないような細かいところには、エナメル系のつや消し塗料を使ってはけ塗りします。プラモデル製作で培った技能がまんべんなく発揮できる瞬間です。遮光についてC8のノーマルタイプとの違いは、EXタイプは補正板のコーティングが良く、透過率が高いことと、鏡筒内側の黒塗装が良質で内部反射が少ないことにあるようです。これに植毛紙を貼ってさらにどれほど効果があるかわかりませんが、気持ちの問題で、ベタベタに貼ってみました。ノーマルタイプなら是非とも貼って下さい。
また鏡筒内に進入したゴミやホコリの大半も主鏡に到着するまでの間に、ナイロンパイルの谷間に吸収されてしまう効果があります。YK鏡筒では、金属表面に直接植毛することで、それらの難点を解決することができ、他に類のないものに仕上げることができます。この静電植毛は、ヨシカワ光器研究所の最も特徴的なものとして、各方面より高い評価を得ています。
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